前特捜部長らを再聴取 逮捕方針、最終判断へ

http://www.47news.jp/CN/201010/CN2010100101000338.html

再聴取を大阪市内で始めた。犯人隠避容疑での逮捕方針について同日中にも最終判断する。

前の事情聴取が東京で行われたのに対し、今回の事情聴取は大阪市内で行われていて、身柄ということを視野に入れ、そうなった場合は速やかに大阪拘置所に身柄を押送することが想定されているという印象を受けます。
昨日、マスコミ関係者による取材を受け、今後の見通しについて話したのですが、報道されている内容を見る限り、犯人隠避罪が成立する可能性は濃厚ではあるものの、「犯人」であることを故意で認識していたという点について、障害になる証拠もあるようで微妙さは残るだろう、前田検事の勾留延長時点までに立件の可否を判断したいと最高検は考えているはずだが、さらに慎重に捜査し、前田検事の勾留満期(延長後)の時点で、上司は犯人隠避罪、前田検事は犯人隠避教唆罪による再逮捕という選択肢もあるかもしれない、といった話をしました。
いずれにしても、最高裁としては、立件すれば難事件を抱えることになり、立件しなければ身内で庇ったのではないかと強い批判を浴び、なかなか難しい判断を迫られているということは言えるでしょう。