<自立更生促進センター>反対署名4万人、見切り稼働 福島

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100531-00000021-mai-soci

福島はハローワークに近く保護観察所の敷地内などから現在の場所が選ばれ、目立った反対がない中、08年1月に着工し、同年7月に完成した。ところが相前後して、同省が周辺の学校に施設の性格を説明すると、急激に反対の声が高まった。犯罪白書(09年版)によると、再犯や順守事項を破るなどして、仮出所後5年以内に約3割が刑務所に戻っている。センターの半径500メートル内には中学・高校などが6校あり、住民は計画撤回を強く求めた。

反対運動は収まらず、同省は「一定数の理解者もいる」として4月9日、備品購入など開所準備を始めると公表。今月24日、住民団体から公開討論会への参加を求められた井坂巧・同省福島保護観察所長が「これ以上やっても平行線。議論の余地はない」と回答した。

出所者の再犯を防止するため社会内で自立する力をつけさせることは、良好な治安を目指す上では重要なことで、周辺の住民の理解を粘り強く求めて行く必要があって、上記の記事にある保護観察所長の「議論の余地はない。」という硬直した姿勢はいただけないですね。
私の経験で言うと、こういった施設に入っている間は、仮釈放取消にならないためということもあって真面目に生活するもので、むしろ、問題はこういった施設を出た後であって、半径500メートル程度のところで何かをしでかすという可能性は、ゼロとは言えませんがかなり低く、こういった施設があるから危険、ということにはならないと思います。
とは言え、周辺住民の不安をそのまま放置すべきではなく、法務省側の努力を引き続き求めたいという気がします。