<愛知・豊川の家族5人殺傷>ネット回線再解約が引き金に

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100419-00000008-mai-soci

容疑者は2〜3年前から一美さん名義のクレジットカードを使い、ネットオークションや通信販売でゲームなどを買っていた。自室は商品でいっぱいだったという。

20万〜30万円の収入から一美さんに5万円、母正子さん(58)に4万円を毎月渡し、残りを自分で使っていたという。

この引きこもり男が収入を管理し、好き勝手に使っていたようで、そういった状態を異常と言うのは簡単ですが、同種の引きこもり事例が多数ある中、似たような状況に陥っている例もあると思われ、他人事ではないと感じている人も少なくないのではないかと思います。
早期に刑事事件として立件すべきものは立件、処理することも有効な対応方法ですが、

愛知・豊川の家族5人殺傷:「ネット競売、借金300万円」 父、警察に相談
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100418ddm041040096000c.html?inb=yt

で、

13日夜には署で「クレジットカード会社から警察に被害届を出すよう言われた」と相談。署は「親族間の金銭トラブルは被害届を受理できない」と説明した。

とあるように、日本の警察のこの種の紛争に対する基本は、殺傷事件でも起こらない限り放置、ということなので、刑事的な対応には多くを期待できません。
民事、行政の分野でも、この種のケースに対応でき、最悪の事態を未然に防止する仕組み作りを検討する必要性を強く感じます。