「殺傷能力、分かっていた」エアガン発売の社長釈放

http://www.asahi.com/national/update/1223/TKY200812220327.html

社長は全面的に容疑を認め、警察に協力して出回ったエアガンを回収すると誓約しており、地検はその推移を見極めて最終処分を決めるという。

社長は逮捕直後は否認していたが、地検によると、「金属弾を詰めれば発射可能で、殺傷能力があったとの認識はあったが、強行してしまった」との趣旨の供述をしているという。

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20081202#1228223532

でも触れましたが、けん銃認定は避けがたいとしても、元々、人の殺傷を目的としていたものではなく、現実に人の殺傷に悪用された例があるとの話も聞かないので、今後の回収状況やそれへ向けての被疑者や会社の協力等を見極めた上で、事案の内容に応じた刑事処分を決しようというのが東京地検の考えでしょう。その背景に、認める供述は得られているものの、故意の点でやや希薄さがあるという判断がはたらいている可能性もありそうな気もします。