http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120511-00000008-mai-soci
石川議員への再聴取は、東京第5検察審査会が元代表について最初の起訴相当議決(10年4月)をした後の再捜査時に行われた。複数の検察関係者は「通常こうした再聴取では相手に自由に話をしてもらう」と指摘する。
だが、関係者によると、田代検事は「石川議員の供述を維持させろという一部幹部からの指示があった。別の上司からは『(再聴取を)頑張れ』などと言われた」と内部調査で説明しているという。
この捜査報告書を巡っては、市民団体が田代検事や当時の幹部ら計7人を最高検などに刑事告発。検察当局は今月中にも処分を決めるが、「故意」の立証は困難として、不起訴の方向で検討を進めている模様だ。
こういった事件を、真剣に解明しようとするのであれば、東京地検の上級庁である東京高検や、最上級庁の最高検が捜査を担当するべきところで、特捜部よりは格下の東京地検刑事部程度に捜査を担当させる、というところからして、あ、これはやる気がなく不起訴が落としどころと最初から踏んでいるな、と私は感じていました。案の定、そういう流れになってきていますね。
特捜部の再捜査を行う姿勢には問題がありました、といった、矮小化した切り取り方をして、この問題を小さくまとめ、捜査報告書を作成した検事は不起訴、捜査にやや適切を欠く面がありました、ということで軽めの処分(報告書検事は戒告程度、上司は厳重注意処分程度)というのが、おそらく、検察庁が思い描いている落としどころでしょう。今月内の幕引き、という噂も流れていますから、こういった記事が出るよう、適当に情報を流して「地ならし」をしつつ、幕引きの準備をしているのだろうと推測します。