「富士通の開発ミスの全責任は東証にある」とみずほ証券、株誤発注裁判

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080509/301077/

みずほ証券側は「東証はシステムの発注者として、業務上の要求を富士通に伝え、富士通が開発したプログラムが要求と整合しているかをテストする責任がある」と訴え、「誤発注の取り消しができなかったのは東証の重過失だ」と主張した。
さらに「東証から委託を受けた富士通はシステム提供債務の履行補助者に当たる」との前提で、「富士通が設計・開発過程で犯したミスの全責任は東証が負う」とも述べた。

この裁判は、2005年12月にジェイコム株の誤発注により400億円を超える損失を出したみずほ証券が、誤発注を取り消せなかったのは東証のシステムの不具合が原因だとして、東証に約415億円の損害賠償を求めたもの。2006年12月の裁判開始から1年半が経過している。

だらだらと民事裁判が続いているようで、問題点も何となく想像がつきますが、プロである(はずの)証券会社が重大な誤発注をやらかしておいて、その後の取り消しができなかったのはお前たちが悪いからだ、などと言って東証富士通を訴える、というのは、いかにもみっともなく失笑もの、という印象を受けます。
損害額が400億円余りと巨額なので、裁判所で粘って騒いでいれば、少しでも(少しと言っても億単位で)回収できるのではないか、ということなのかもしれませんが、間抜けなイメージに貪欲なイメージが重なって、イメージは最悪、近寄りたくないし近寄ってほしくもない、という印象を受けてしまいます。