須賀川の柔道事故、9カ月ぶり捜査再開

http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=200801101

須賀川市須賀川一中で平成15年10月、柔道部員だった当時中学1年の女子生徒が部活動中に頭を打ち意識不明となっている事故で、福島地検は9カ月余り中断していた捜査を再開した。
福島地検民事訴訟の行方を見守るため昨年3月末で捜査をいったん中止していた。

記事が事実かどうか、という疑問もありますが、捜査機関、それも検察庁が、「民事訴訟の行方を見守るため」捜査を中止する(確かに「中止処分」という措置を講じるという方法自体は存在しますが)、というのは、おかしな話で、捜査機関としての職責放棄になりかねないでしょう。捜査機関に与えられた権限、真相解明能力にはかなり高いものがあり、その役割は、民事訴訟を見守ることではなく、持てる権限を適切に行使して真相を解明し適正な処分を決することに他なりません。上記のような対応は、被害者やその家族の期待を裏切るものであり、国民の負託に応えているとも言えないと思います。