静岡地検事務官の女逮捕=暴力団に捜査情報漏えい−国家公務員法違反容疑・県警

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013061900167

詐欺事件で勾留中だった暴力団組員について、静岡地検で知った事件捜査の端緒となった情報や、検察側の求刑予定などの情報を、携帯電話の電子メールで数回にわたり漏らした疑い。

検察庁には、警察をはじめとする、様々な機関から情報が集まってきていて、情報の管理には特に慎重さが求められるはずなのですが、私の在職中の経験に照らしても、「性善説」、すなわち、職員が悪いことをするはずがない、という前提で組織運営がされているのではないか、という印象が強いですね。先ほども、この件で電話取材があって言ったのですが、徹底した真相解明が必要であるとともに、解明された事実を前提にして、全国の検察庁で、こうした不祥事が発生しないような、再発防止策を徹底して講じる必要があると思います。
事件でつまずき、国民の信頼を失い、今度は職員による暴力団への情報漏えいと、組織が徐々に自壊しつつあるように感じられるのは残念なことです。再び颯爽と脚光を浴びることができる日はくるのでしょうか。