「ニセモノはなぜ、人を騙すのか?」

テレビ東京の「開運!なんでも鑑定団」で有名な著者によるもので、気軽に、楽しく読めました。
骨董の世界で、「ニセモノ」が誕生し転々と流通するのはなぜか、騙し騙される背景には何があるのか、といったことが、赤裸々に語られていて、うかつに手を出すにはあまりにも複雑で奥深い世界である、ということを、改めて痛感しました。
著者は、感性を磨くためには、良いものを繰り返し見ることが大切である、ということを説いていますが、私も、今後ともよくわからないままであっても良いものを見る、ということは心がけたい、と思いました。