福島県談合 元会長に猶予判決 東京高裁、実刑を破棄

http://www.kahoku.co.jp/news/2007/08/20070816t63037.htm

被告が一審で刑事責任を明確に認めなかったことを踏まえ「責任をあいまいにしようとしたのは卑劣。謝罪もしておらず、実刑とした一審判決はその時点で相当だった」と指摘。その上で「一審後、責任を認め反省を深めた」と認め、執行猶予とした。

日本の刑事裁判における「反省」の位置づけについて、

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20070319#1174262946
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20070313#1173717314

とコメントしたことがありますが、「一審後に反省を深めた」ことで、実刑判決が破棄され執行猶予が付される、というところに、反省ということを重視する日本の刑事裁判の特質がよく現れている、という印象を受けました。こういった事情は、外国人にはなかなかわかりにくいかもしれません。