クーラーなく窓は閉め切り、熱中症か80代夫婦死亡…東京

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070819i414.htm?from=main4

室内にクーラーはなく、発見時、扇風機は回っていたが、窓は閉め切った状態だった。同署は、2人が熱中症で死亡した可能性もあるとみて死因を調べている。

私は、早稲田大学に入学した昭和58年4月から、司法研修所に入り広島で実務修習をするようになった昭和62年7月まで、大学から歩いて20分くらいのところにある、木造のぼろいアパートに住んでいましたが、部屋にエアコンをつけるという発想がそもそもなく、夏は暑くて死にそうで、とても辛かったものでした。窓を開け、扇風機でしのいでいましたが、7月、8月になると、夜中の12時ころまでは暑くてたまらず、寝つくことができませんでした。不思議なことに、夜中の12時を過ぎると、気温がすーっという感じで下がって、何とか寝られるようになったことを覚えています。あの、すーっと気温が下がる感じは、エアコンがない状態ではじめて感じられる感覚だったように思います。
その頃よりも、今のほうがはるかに夏の気温が上がっているのは確実で、今、あのような状態で過ごしていれば、私も熱中症で命が危うくなってしまうかもしれません。
夏の熱中症対策について、啓発活動を広く行う必要性を改めて痛感させられる悲惨なニュースです。