DV被害で夫殺害、妻の被告に求刑半分3年6月判決 名古屋地裁(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
判決は、過去に夫から肋骨(ろっこつ)を折られたり、顔が腫れ上がるほど殴られたりする激しい暴行を受けていたと認め、「犯行直前に恐怖を感じたことはやむを得ず、経緯には酌むべきものがある」とした。
一方、身動きしなくなった夫の首をさらに絞めつけたことを挙げ「身を守る行為としては過剰の程度が大きく執行猶予を付けるべきではない」と述べた。
極めて酷いDVの被害を継続的に受けた上での犯行で、執行猶予を付すかどうか微妙な、難しい事件という印象を受けます。
判決では、量刑でそういった事情を考慮していますが、執行猶予を付さず実刑を選択していて、そこには裁判官、裁判員の迷いも大いにあったのでしょう。
今後、上訴審で量刑が再検討される余地もありますが、慎重な上にも慎重に検討してほしい、執行猶予が付される余地があるのであれば付してほしいという気持ちが、記事を読んでしました。この被告人の今後の人生に幸あれと祈りたいです。