「ロースクール 未修者は,6〜7年制にすべき by米倉明教授@戸籍606号75頁」

http://d.hatena.ne.jp/okaguchik/20061221/p1

既に、本ブログのどこかで述べたことがあるかもしれませんが、法律初学者が、3年の勉強で、真の意味での司法試験合格レベルに到達する、というのは、かなり大変なことではないか、と思います。
なぜ、そう思うかというと、自分自身の経験からで、大学1年生の時から法律を勉強しはじめて、4年生の10月末に最終合格したので、正味、3年半の勉強で合格したことになりますが、勉強する内容は多い、時間はない、という状態で、特に最後の1年くらいは極めてきつい状態だったことを思い出します。あまり頭も良くなかったせいもあると思いますが、世の中、私程度の頭の中身という人が多いはずで、3年で合格レベル、というのは、やはり、かなりきついものがあると正直思いますね。
だからと言って、6年から7年学ぶというのも長いとは思いますが。

追記1:

先生と同じくらい勉強すれば合格ラインに達しうる人も多いはず

そう言ってしまうと、何だ、簡単そうじゃないか、ということになりそうですが、実際にやり通す、というのは、かなりきついものです。自慢話にはしたくないのですが、当時(合格した昭和61年)、大学在学中の合格者というのは非常に少なく、それだけ、3年程度で合格ラインに達するというのは至難の業だった、ということは言えるでしょう。
結局、合格したければ頑張るしかない、ということにはなってしまいますが。

追記2:

私程度の頭の中身で、何とか3年余り(合格は10月末でしたが、論文試験は7月20日前後だったので、勉強期間は、実質、3年4か月弱というところでしょうか)で合格しましたから、過度に弱気になっている受験生は、過度に弱気になることなく勉強してほしいですね。ただ、私は、あの苛酷な日々を二度と再び経験したいとは思いません。

追記3:

大学時代、アルバイトは、ほとんどやらなかったですね。それで生活できていたわけですから恵まれていたわけですが、勉強中心の生活をしていると、それほどお金は必要なかった、という印象が強いです。