特定失踪者 北朝鮮、職種絞り拉致?

http://www.sankei.co.jp/news/061008/sha009.htm

印刷工、医療従事者、通信技術者…。北朝鮮に拉致された可能性を排除できない行方不明者を調べている「特定失踪(しっそう)者問題調査会」(荒木和博代表)が、失踪者の職業や経歴などを分野ごとに整理した「マッピングリスト」を作成した結果、特定の職業に就いていた失踪者が多いことが浮き彫りになった。彼らが北朝鮮に拉致されたとすれば、北朝鮮は狙いをつけて対象を絞り込んでいたという仮説も成り立つ。

明確な目的を持った上での国家的犯罪行為ですから、例外はあるとしても、予め狙いをつけたターゲットを、計画に従って拉致していた、と考えるのが自然でしょう。
捜査をやっていると、「なぜ、この時に、ここで、このようなことをしたのだろう?」と、よくわからない部分がいろいろと出てきますが、そういった点について、被疑者が自白し、聞いてみると、なるほど、そうだったのか、と納得が行く説明が得られる場合があります(そういった自白が信用できる自白でもあるわけですが)。
現時点では、拉致被害者の救出が最優先ですが、今後、拉致の全容が解明される日が来れば、標的選定の経緯も明らかになるかもしれません。