大阪1区落選の女性候補、買収容疑で逮捕

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090927-00000549-yom-soci

容疑者は元NHK職員。墨田区議などを経て、4年前の前回衆院選民主党公認候補として大阪15区に立候補したが落選。今回は無所属で同1区に出馬していた。

今回も民主党から出馬していれば苦もなく当選していたのではないかと思いますが、時代の流れにうまく乗れず、連続落選は避けたいと無理をしてしまったのでしょうか。
昔、あるところで選挙違反の捜査をやっていて、勾留中の被疑者を取り調べていたところ、供与した現金の出所が当選候補者の実母であることを自白し、警察が割れない被疑者を検事が割ってしまったということでちょっとした騒ぎになったことがありました。当時の連座制の規定では、当選無効も問題になり得るということであったことは記憶していますが、その後のことを言うと事件が特定される可能性があるので、言わないでおきます。
振り返ると、異動した先々で、否認してなかなか割れない被疑者を自白させたということは1度、2度ではなくあって、途中で辞めてしまって今ではしがない弁護士になり果ててしまっていますが、辞めずに続けていればもっと何らかの成果をあげられていたかもしれません。また、検察庁内部で、取調べについて指導でもするような立場になっていた可能性もあります。ただ、その場合、今の取調べ全面可視化の流れの中で、今後、どうしてよいかと途方にも暮れていたことでしょう。
明日、取調べの可視化について某テレビ番組の取材を受けることになっているため、先ほどまで資料を読んでいて、そういったことをつらつらと考えました。