新司法試験:合格者発表 初の法科大学院修了者受験

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20060922k0000m040099000c.html

21日に合格発表があった初の新司法試験では、各法科大学院の合格率に大きな差が出た。一橋大、愛知大、東京大などが7割を超えた一方、10校は2割に満たなかった。受験者数が増える来年以降は序列化が一層進むとみられ、法科大学院の淘汰(とうた)が現実味を帯びてきた。

法務省のサイトで、各法科大学院の合格者輩出状況が出ていましたが、

http://www.moj.go.jp/SHIKEN/SHINSHIHOU/h18-04kekka.pdf

合格率にかなりの差があることが印象的でした。
要因としては様々なものが考えられ、合格率が低いからと言って、直ちにその法科大学院が劣っていると決め付けることはできないと思いますが、世間の評価としては、合格率が高いイコール優秀、合格率が低いイコール劣等、というレッテル貼りが行われて、上記の記事が指摘しているように、一気に序列化が進む可能性が高いでしょう。
戦争でも訴訟でも、うまく行かない場合の「引き際」をどこに求めるか、ということも重要ですが、法科大学院でもそういった重要性が現実のものとなってきたと言えると思います。