山口母子殺害の元少年被告「罪重いが、生きたい」

http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20060615-46561.html

最近の接見では、真剣な表情で罪の重さを認め「きっかけは自分がつくった」と話した。ただ生への執着も示し「自分に何ができるのか。チャンスがほしい」とも述べた。

量刑というものは、非常に難しいもので、特に、死刑かどうか、ということになると、その難しさが極限に達すると言っても過言ではないでしょう。
ただ、生育歴とか、犯行後の反省等々、いろいろな事情が考慮されると言っても、やはり、犯した罪の重さ、罪の「重み」に見合うだけの刑罰、という視点が、まず、重視されざるを得ないのではないか、というのが私の感覚です。
何が「見合う刑罰」かは、厳密に秤にかけて計るわけには行かず、最終的に、裁判所が、従来の量刑事情や、その時点での国民感情等を見据えた上で、決めるしかないでしょう。
それだけに、最高裁の判断が注目されると思います。