堀江被告「うほほ、そんなに」…宮内被告が供述

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060525-00000007-yom-soci

「うほほ。そんなにもうかっちゃうの。その金額、予算に乗せといて」
宮内被告の供述によると、2003年10月に開かれた会議で、グループ子会社の元社長から、粉飾の発端となった仕組みについて説明を受けた堀江被告は、そう言ってはしゃぐような様子を見せた。

検察官調書の中に、そういうくだりがあるのでしょう。ロッキード事件で、田中角栄元首相が請託を受けたとされる際の、「よっしゃ、よっしゃ」という言葉が思い出されます。
この種の事件では、最終的に、検察官調書の信用性が徹底的に争われ、有罪、無罪の決め手になることが非常に多く、検察庁内では、検察官調書作成にあたり、その供述者の体験に基づかなければ語り得ないような、真実性、迫真性のある供述を引き出し、調書化することが厳命されます。この「うほほ」という表現が、本当になされたかはわかりませんが、迫真性のある供述として裁判所の心証に強い影響を与える可能性はあるでしょう。