カネボウ事件会計士逮捕 客への甘さ 『共犯』原点

http://www.tokyo-np.co.jp/00/kakushin/20050914/mng_____kakushin001.shtml

「決算書の不審点を指摘すると、企業側が『文句を言うならほかの監査法人に頼む』と見逃しを求めてくることもある。客を失いたくない会計士が、こうした要望に応じることはある」

お金をもらう、その相手を、厳しく監査しなければならない、ということの難しさは、私も理解できます。
現実的な対策としては、不正監査に対する懲戒をより厳しくして、故意犯は資格喪失ということを徹底することや、監査法人に対し、監査対象から不正監査の依頼を受けた場合における金融庁等に対する通報義務を課すことなどが考えられるでしょう。
検察庁は、犯罪を摘発するのが仕事なので、責めて追い込むことしかしませんが、会計監査の重要性を踏まえ、こういった不祥事が起きないためにはどうすべきか、ということも真剣に考える必要性を強く感じます。

「会計士、「別宅」に経理書類隠す」
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/wadai/news/20050915k0000m040152000c.html
「粉飾裏付ける念書押収 カネボウ事件会計士宅で」
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=soci&NWID=2005091501000050