今日の一言

http://d.hatena.ne.jp/okaguchik/20050820/p11

応用は,実務家になれば,いくらでも,頭に入るもんでして,また,実務家は繰り返し同じような事件をやりますから,類型的な事件に不可欠な判例知識って,いやでも身に付くんですよね。

まったくその通りだと思いますね。私の場合、最近、仕事の関係で、名誉毀損・侮辱の成否とか発信者情報開示の可否といったことを検討する機会が増えていますが、本に書いていないことは自分の頭で考えるしかなく(応用)、また、必要な判例とか学説も、当然、調べますから、頭に残ります。
問題は、実務家が行う様々な活動が、基本的な知識や素養の上で行われていなければならない、ということだと思います。
そういった「基本」の部分を、法学部とか法科大学院の段階で徹底的に習得し、司法試験でもその成果を試す、ということが行われる必要があるでしょう。