【速報】大阪・西成区で40代女性が死亡した火事 60歳の男を殺人と放火の疑いで逮捕

【速報】大阪・西成区で40代女性が死亡した火事 60歳の男を殺人と放火の疑いで逮捕(ABCニュース) - Yahoo!ニュース

容疑者は先月9日午前6時ごろ、西成区の集合住宅の1階の部屋に何らかの方法で火をつけ、2階に住む牧田奈々絵さん(当時48)を殺害した疑いなどが持たれています。

検察庁にいた当時、屋内にいた人が亡くなった現住建造物放火事件の捜査を担当したことがあり、殺人罪の適用について、過去の裁判例をかなりの数集めて検討したことがありました。被疑者が、こういった事件の場合、人を殺すまでのつもりはなかったと故意を否認しがちで、過去の裁判例でも、犯行態様、建物の状況や内部の人の状態によって、殺人罪が否定されたものも多く、結局、その事件では放火のみで起訴した記憶があります。放火罪は法定刑が重く、特に現住建造物放火罪は殺人罪並みに刑が重くなっていて、人の生命、身体に対する罪としての罪質も評価されている面もあるでしょう。

上記の記事を読み、その当時のことを思い出しました。