「大坂城全史ー歴史と構造の謎を解く」

 

先日、

yjochi.hatenadiary.com

を読み、なかなかおもしろかったのですが、読んでいるうちに、上記の「大坂城全史」をちょっと読みかけてそのままになっていたことを思い出し、通読してみました。

石山本願寺があった当時から織田信長による攻撃、退去の後、豊臣秀吉大坂城を築き、大坂夏の陣で落城した後は江戸幕府が新たな大坂城を築いて、という、流れが丁寧に解説されている上、石山本願寺→豊臣大坂城→徳川大坂城が、既に存在したものの上に、存在していたものを利用しつつ新たに大きく付け加えつつ築かれていった様子が具体的に明らかにされて、大坂城の歴史がより深く理解できるように感じられました。

著者が語るように、これだけ数々の歴史の大舞台に関わってきた大坂城は、稀有の名城であり、日本史上貴重な存在であると感じ入りました。

次回、大阪へ行った際は、久しぶりに天守閣にも登ってみたいと考えています。