山口組、構成員に「公共の場で銃使うな」 工藤会の判決を意識か

山口組、構成員に「公共の場で銃使うな」 工藤会の判決を意識か(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

 背景にあるとみられるのは、福岡地裁が8月に工藤会のトップとナンバー2に言い渡した判決だ。2人は構成員が市民を狙った4件の殺傷事件で起訴された。トップらの指示を裏付ける直接証拠はなかったが、地裁は複数の組員が役割を分担した計画性や指揮命令系統などを検討し、2人の共謀や意思に基づいた犯行と認定した。このうち2件では拳銃が使われた。

先日、

yjochi.hatenadiary.com

で、

1つのあり得る今後の方向性としては、ヤクザが、組織を公然と非公然に二分し、公然では合法の経済活動などで資金を稼ぎ、一方、非公然ではあらゆる違法行為を駆使して資金源活動をする、というものでしょう。非公然では徹底的に地下に潜航し組織の実態を秘匿して、逆らうものは情け容赦なく殺傷し、上記のような共謀の認定を阻むという方向性は大いにあり得ると思います。

とコメントしましたが、それ以外にも、抗争の際には、金で外部の者にヒットマンになるよう依頼し、実行した後は迅速に海外へ逃亡させるとか、いろいろな方法が、今後、考え出されるでしょう。

暴力団の本質は「暴力」であり、また、舐められたらおしまい、という価値観を強烈に持つ集団ですから、常に武器を隠し持ち、ここは打って出るべき時と考えれば、情け容赦なく襲いかかる、そういう行動原理に変化はないでしょう。しかし、子分が動いて親分が死刑になるようでは、何のためにヤクザをやっているか、ということになりますから、抗争は避けつつ、様々に画策していくことと思います。