「気象と戦術 天候は勝敗を左右し、歴史を変える」

 

 最近、読み進めているのですが、過去の戦争、戦場で、気象がいかに影響を及ぼし勝敗を左右したかが具体的に紹介されていて、興味深いものがあります。

最近のNHK大河ドラマ麒麟がくる」でも、桶狭間の戦いが取り上げられてましたが、織田信長軍が今川義元軍へ突入する直前に、戦場でかなり強い雨が降り、それが奇襲成功へ大きく影響したのではないかと指摘されています。織田信長軍にとって、千載一遇の「恵みの雨」になった可能性が高いでしょう。

よく、天の時、地の利、人の和と言いますが、地理条件や気象をうまく利用することも、戦いに勝ち抜くための重要な要素です。様々な戦い(ビジネスであったり訴訟であったり)において、そういった外部的なものをいかにうまく利用するか、その意味で常に念頭に置くべき要素の一つと言えるでしょう。それを、読みながら感じています。