映画「64-ロクヨン(前編)」

http://64-movie.jp

私は、この種の作品はほとんど読まないし観ないのですが、これは、たまたま新宿の書店で、単行本発売当時に

64(ロクヨン)

64(ロクヨン)

著者のサイン本があったのを買って読んだので、その後、NHKドラマを観ましたし、

http://www.nhk.or.jp/dodra/rokuyon/

映画も早速観てきました。結論から言うと、実に素晴らしい映画でした。
ネタバレになるのでストーリーについてのコメントは差し控えますが、昭和64年に起きた未解決の少女誘拐殺人事件を軸にしつつ、警察内部(県警内部、県警対警察庁)、警察対マスコミ等の様々な人間模様が錯綜し、誘拐被害者の遺族の長く終わらない悲しみも丹念に描かれていて、重厚な、非常に完成度の高い作品になっていると感じました。日本映画史上に残る作品になるのではないかとも思いました。
かなり盛り上がった状態で前編は終わり、6月に公開される後編を観るのが今から楽しみです。観て損はなく、観て良かったと思える作品としてお勧めできます。