私は、この種の作品はほとんど読まないし観ないのですが、これは、たまたま新宿の書店で、単行本発売当時に
- 作者: 横山秀夫
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2012/10/01
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 75回
- この商品を含むブログ (120件) を見る
著者のサイン本があったのを買って読んだので、その後、NHKドラマを観ましたし、
http://www.nhk.or.jp/dodra/rokuyon/
映画も早速観てきました。結論から言うと、実に素晴らしい映画でした。
ネタバレになるのでストーリーについてのコメントは差し控えますが、昭和64年に起きた未解決の少女誘拐殺人事件を軸にしつつ、警察内部(県警内部、県警対警察庁)、警察対マスコミ等の様々な人間模様が錯綜し、誘拐被害者の遺族の長く終わらない悲しみも丹念に描かれていて、重厚な、非常に完成度の高い作品になっていると感じました。日本映画史上に残る作品になるのではないかとも思いました。
かなり盛り上がった状態で前編は終わり、6月に公開される後編を観るのが今から楽しみです。観て損はなく、観て良かったと思える作品としてお勧めできます。