容疑者の衣服に少年の皮膚片 大阪の中1男女事件、再逮捕へ

http://www.47news.jp/CN/201512/CN2015120101001033.html

事件当日に着ていた衣服から皮膚片とみられる微物が採取され、鑑定の結果、星野君のDNA型と一部が一致したことが1日、捜査関係者への取材で分かった。

衣服から皮膚片とみられる微物が採取、ということは、被疑者と被害者に、そのような接触の機会があった、ことを示すものとして有罪を立証する上での1つの状況証拠にはなるでしょう。しかし、殺意をもって殺害したという犯行そのものまでも、それだけで立証し得るかというと、それはなかなか難しいのではないかと思います。直接証拠が得られず、状況証拠で有罪立証を目指すということであれば、きめ細かく、他の状況証拠も複数収集して丹念に積み上げていく、そういう立証にならざるを得なくなります。逮捕に踏み切る以上、おそらく、上記の証拠以外にも、犯行を推認させる複数の証拠を捜査機関がつかんでいる可能性はあるように感じます。