「ナイフで刺して殺害した」05年女児殺害

http://www.ytv.co.jp/press/society/TI20138595.html

この事件は2005年12月、旧今市市で下校途中だった吉田有希ちゃん(当時7歳)が連れ去られ、翌日、茨城県常陸大宮市の山林で遺体で見つかったもの。今年、別の事件で逮捕、起訴された栃木県・鹿沼市の男が、2月中旬頃から事件への関与をほのめかしているという

具体的なことを聞かれると「よく覚えていません」と話すなど、供述は曖昧で、物的証拠もないことから、警察は、慎重に裏付け捜査を進めている。

虚偽自白というものは、警察から強いられるだけでなく、自白する者本人側の様々な問題、思惑から発生することもあって、この種の事件には慎重に臨まないと、大変なことになりかねません。
今後、立件へと結びつけるためには、

・凶器や被害者の着衣が被疑者の供述から発見されるなど「秘密の暴露」が得られる
・採取された微物や遺留物と被疑者とが科学的に結びつく(DNA鑑定等)
・被疑者の犯行当時の行動(前足、後足と言われる犯行前後の行動も含め)が、客観的に推認される犯行状況と一致することが確認できる

といったことが、十分な裏付けを伴って認定されなければならないのではないかと思います。起訴や有罪判決をゴールとすれば、ゴールはかなり先にある状態と言えるでしょう。