MVNOの速度無制限サービス、どうして実現できたのか?

http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1503/16/news081.html

最近一部のMVNOが、どれだけたくさん通信しても速度が低下しない“速度無制限”をうたうサービスを提供するようになってきました。速度無制限のサービス自体は以前から存在していたのですが、通信速度が数百kbps前後と、非常に低速なものが主流でした。しかし、最近ではLTEによる高速通信が可能でありつつ速度無制限を実現するサービスが増加傾向にあります。

MVNOが速度無制限を実現できるのはなぜでしょうか?その理由は非常に簡単で、MVNO側が帯域幅に関係なく、大量にデータ通信をするユーザーに対し、あえて制限をかけていないからです(P2Pなど一部サービスに対し制限をかけている場合もあります)。
無論、制限をかけなければユーザー1人当たりのデータ通信量が増え、車で言えば渋滞が発生しやすくなることから、その分、他のユーザーの通信に影響が出る可能性が高まります。それゆえ使い放題サービスは他のサービスと比べ、通信速度の上限は同じであっても実際の通信速度は遅くなりがちだという声も多く聞かれますし、ぷららモバイルLTEのように、最初からあえて通信速度の上限を抑えることで、使い放題を実現しながらも多くのユーザーが快適に利用できる仕組みを整えているサービスも存在します。

4月を目前にして、新生活を始めるに当たり、インターネット接続をどうするか検討している人も多いと思いますが、1つの方法として、こうしたデータ量無制限のサービスを利用する方法がありますね。例えば、一人暮らしの大学生のような場合、住まいの固定回線でインターネットを使うと外出中に使えず不便、無題になりますし、メガ通信キャリアのLTEでは、高速度で快適には使えますがそれで思い切りインターネットを使うとすぐに月間の上限に到達することになりかねません。
私が、最近、これは良さそうだなと思っているのは、上記の記事でも紹介されているぷららのサービスで、速度上限が3Mと、最近の高速化の流れの中では比較的低く押さえられているものの、データ量無制限で使えるのは魅力的です。初期のADSLサービスでは、この程度でインターネットを十分に利用していましたから、こういったサービスを利用することで、常にインターネットと接続できる環境も確保できて、価格も安価でメリットは大きいでしょう。
いろいろな通信サービスが出てきていますから、まめにチェックして、自分に合った、リーズナブルなサービスを賢く利用したいものです。