J:COMがMVNOに参入 「J:COM MOBILE」スタート 自社VODアプリからの視聴は通信量カウントなし

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151013-00000098-zdn_mkt-soci

J:COM MOBILE スマホセット [3GB]」は韓国LG製スマートフォン込み+通信容量3Gバイトで、2年契約の場合で月額2980円(税別)。SIMカード単体の場合、基本データ容量は3Gバイトで、データのみの場合は月額900円(税別)、音声通話付きの場合は1600円(同)。
J:COMオンデマンドアプリ」を利用する場合、パケット利用量を月間通信量にカウントせず、容量を気にせずJ:COMオンデマンドの約3.8万本のドラマ・映画・スポーツなどの動画コンテンツを楽しめるのが特徴だ。
ただ、同アプリ利用の場合でも、前日までの直近3日間で通信量が合計3Gバイト以上の場合、通信速度を翌日にかけて制限するという。

通信容量や料金自体は、一般的なMVNOと変わらないものですが、注目すべきは「パケット利用量を月間通信量にカウントせず、容量を気にせずJ:COMオンデマンドの約3.8万本のドラマ・映画・スポーツなどの動画コンテンツを楽しめる」という点でしょう。この部分をよく利用する人にとっては、心置きなくモバイル回線でコンテンツを楽しむことができ大きなメリットがあります。一定の通信制限はかかるようですが、wifi環境と併用しつつ制限の枠内でうまく利用することで、かなり快適な視聴環境を作り出すことができそうです。ここは一般的なMVNOにはない、大きな強みになるでしょう。また、ケーブルテレビの視聴者には、今もスマートフォンに移行せずガラケーユーザーという人が結構な数いそうで、そういった層をごっそりと取り込める可能性も持っているように思います。なかなか良い目の付け所ですね。
コンテンツプロバイダーがMVNOサービスを提供して、という動きは、今後広がる可能性があり、自分がよく利用するサービスでそういう動きがあれば検討してみる価値があると思います。