パソコン遠隔操作犯が動き出した!警察はニセ捜査情報でミス誘う作戦

http://www.j-cast.com/tv/2013/01/07160313.html

メールを送られた落合洋司弁護士は「今回のメールがパズル形式になっているのは、警察や報道機関の解析能力を試す狙いがあるように思われる。警察が雲取山で記録媒体を発見したが公表せず、犯人が次に動き出すのを待っていた可能性も考えられる」と推測した。警察はニセ捜査情報を流すことで、犯人が馬脚を現すのを待っているのかもしれない。

昨日、TBSの取材を受けたものが今朝、朝スバで流れていて、その中で、私が上記のようなコメントもしていますが、推測、というか、1つの可能性ということですね。捜査機関が、こうした、ガセネタを流す、というのは時々やる手口で、過去には、例えば、東京地検特捜部が捜査した売春汚職事件で、法務省内にいるリーク元をあぶり出すため、東京地検から法務省に、わざとガセネタを流し、それが、リーク元からマスコミに流れて、まんまとリーク元が特定された、という実例もあります。捜査機関内部ですらガセネタを流して騙すくらいですから、捜査目的を達成するため、わざとマスコミにガセネタを流す、程度のことは十分にあり得ることでしょう。
この事件の真犯人は、かなり強い自己顕示欲にとらわれている可能性が高く、かつ、一種の「義賊」的な、世間の賞賛にも似た声に、酔いしれている可能性も高いと思います。本当に、山に何かを埋めていたのであれば、それが発見されなかった、嘘つきだ、といった反応は、「賞賛」に酔いしれる真犯人にとっては、プライドを傷つけられることではあったでしょう。そういった事情に(山に埋めた、という事実がなかったとしても、自己顕示欲がますます高じて)、元々持っている独特の遊び心も手伝って、世間の注目を大きく引くように、猫の首輪に、といった方法で仕掛けてみた、しかし、そのように仕掛けることは、自らの身をリアルな場にさらし警察捜査の絶好の対象になるリスクを、同時に持っていた、ということではないか、と私は見ています。
真犯人と警察当局の虚々実々の戦いが熾烈に展開された末に、果たしてどのような結果が待ち受けているのでしょうか。