旧経営陣の一斉聴取に着手 東京地検特捜部

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111119/crm11111901400004-n1.htm

特捜部は当初、オリンパスが設置した第三者委員会の調査結果を待つ方針だったが、事情聴取を前倒しし、早期に全体像を把握する必要があると判断。

三者委員会といっても、所詮、会社から金をもらって動いている人たちである上、元は偉い検事様だったりしても、今では法令に基づく権限はない一般人の集まりで、第三者委員会が調べている間に、関係者による口裏合わせが徹底して行われて、虚偽ストーリーががっちりと構築されてしまうかもしれない、そうなる前に、早めに調べて真相に迫っておこう、という意図が特捜部にはあるのかもしれません。
一斉聴取、というのは、検察庁などが時々使う手法で、関係者を、同じ日に同時に別々の取調官が取り調べることで、打ち合わせ、口裏合わせができない状況下で、真相を語らせることを目指して行われることがあります。こういった一斉聴取の結果を踏まえた上で、今後の捜査方針の策定が行われることになるのでしょう。