特捜部、小沢氏に再聴取を要請

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20100512/20100512-00000070-jnn-soci.html

小沢氏をめぐっては、今年7月に参議院選挙が予定されていることから特捜部がいつ刑事処分を出すかが焦点となっていますが、関係者によりますと特捜部では今月中に最終的な刑事処分について判断する方針です。

私は、7月の参議院選挙後に小沢氏からの事情聴取を行い、4月下旬に出た検察審査会議決から3か月以内に処分を出す、という流れを予想していたのですが、早めに、一気に処分を出すという流れになっているようですね。参議院選挙の投票日がまだ決まっていないようですが、7月11日、18日、25日(25日が任期満了日)の日曜日のいずれかになりそうで、18日以降になると、議決後3か月満了までの期間がタイトになるので、むしろ早く処分を決したほうがよいという判断になったのではないかと推測されます。既に捜査はやり尽くしていて、小沢氏の事情聴取といっても念のため本人から言い分を聞き置く程度、今さらやることもない、という判断もあるのでしょう。
検察庁は、自らの動きで政治に影響を与えたと批判されることを非常に嫌がる組織です。小沢氏を起訴するつもりであれば、参議院選挙が迫ったこの時期ではなく、参議院選挙後、検察審査会議決後の3か月が経過する直前に起訴して、検察庁の処分が選挙に影響を及ぼしたという批判を回避しようとするのではないかと思います。つまり、小沢氏について予想される検察庁の処分は、やはり再度の不起訴であり、検察庁としては、既に出している不起訴処分を再度出すのであれば政治に、選挙に影響を及ぼしたと批判されることはなく、あとは検察審査会マター、自分達には関係のない話、起訴強制になって悪いのは検察審査会、という考えに立っているのではないかと私は推測しています。