入試投稿、京都府警が再現実験へ 予備校生の供述を検証

http://www.asahi.com/national/update/0305/OSK201103050026.html

捜査関係者によると、「携帯を左手で股の間に隠し持ち、文字を入力した」などと予備校生が供述したことから、府警は、文字や数字、記号などのボタンを片手で素早く打つことが実際に可能なのか詳しく調べる。また、予備校生は、26日の試験会場で、左隅の前方に座っていたとも供述していることから、試験監督との位置関係などについても調べる。

犯行の手段・方法について、被疑者の供述通りに可能なものかどうか、実際に再現して確認するということは、必要に応じて行われていますね。よく行われるのが、放火事件における燃焼実験で、警察学校のグランドとか河川敷など、広くて危険がない場所で、犯行時の状況を実際に再現し、供述通りに犯行(放火)が可能かどうか、実験することが行われることがあります。多分、そういう方法で可能だろうと即断し、こういった確認を怠っていると、実際は可能ではない、ということが公判段階で判明することがあります。慎重に捜査を進める上では避けて通れないところと言えるでしょう。