取り調べ暴言警部補、脅迫罪で立件へ…大阪地検

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101214-00000077-yom-soci

取り調べ時の捜査員の暴言が立件されるのは極めて異例。大阪府内在住の会社員の男性(35)が今年10月、警部補と同僚の巡査部長(32)を特別公務員暴行陵虐などの容疑で特捜部に告訴していた。

この種の事件が立件される場合、特別公務員暴行陵虐罪によるのが通例ではないかと思いますが、なぜ脅迫罪なのでしょうか。個人の不始末、ということを強調するため、矮小化して捉えたいという意図が働いているのかもしれません。たまたま録音されたデータが残っていて言い逃れができなくなったものと思われますが、そういった証拠がなければ、言った言わないの水掛け論に持ち込まれ、検察庁お得意の「警察庇い」技が炸裂して、うやむやのうち不起訴、警察高笑いになった可能性が高いでしょう。取調べ可視化に、なぜ捜査機関、警察庁法務省が強硬に反対するかということを考える上でも参考になる事件です。
警察官は立件しても、東京拘置所や大阪拘置所等で、連日連夜、怒鳴ったりわめいたりして暴言を吐きまくっている検事が立件されず放置されていることに、強い疑問を感じるのは、おそらく私だけではないでしょうね。