「テザリング? 何それ?」──「Pocket WiFi S」をあくまで“Pocket WiFiの新型”とするイー・モバイルの狙い

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ポータブル無線LANルータ(テザリング:3G回線を無線LANで共有できる機能)としての機能は、Android 2.2標準のテザリング機能を利用し、最大5台までの機器を接続可能と、従来のPocket WiFiと同じ。オリジナルのウィジェットを用意し、タッチ操作だけでテザリング機能をより容易に制御できるようにした。バッテリー動作時間は連続通信が最大4時間、連続待受時間が最大240時間で、Pocket WiFiと比べて連続待受時間が約2.4倍(Pocket WiFiは最大100時間)に伸びた。
連続待受時間の強化については、スマートフォンとして使う以外に、スリープしながら運用することで起動時間(実際にテザリング機能が使えるようになるまでの時間)もPocket WiFiより短縮できるメリットを強く訴求する。

価格も挑戦的だ。一括購入のベーシックプラン利用時で1万9800円/月額4280円、2年契約のシンプルにねんアシスト400利用時で頭金240円/月額4980円。データプランにねんM(データ通信端末専用プラン)を利用した従来のPocket WiFi購入価格となる頭金5980円/月額4980円より安価で、かつAndroid 2.2搭載スマートフォンとしても2010年12月現在、最安値クラスと思われる。

ちなみに、Pocket WiFi Sは完全な「SIMロックフリー端末」だ。国内のイー・モバイル3G通信で用いる1700MHz帯以外に2100MHz帯にも対応するので、W-CDMA方式を採用する国内他キャリア(NTTドコモソフトバンクモバイル、およびそのMVNO)契約のSIMカードも、APN設定を行うことで利用できるのがかなり新しいポイントでもある。GSM 850M/900M/1800M/1900MHz帯にも対応し、利用可能な周波数帯を使用する海外キャリアのSIMカードを海外で入手して使うことも可能である(これは従来のPocket WiFiでも利用できたが)。

待ち受け時間が大幅に伸びるのは魅力的ですね。日常的な使い方として、こういった端末を切れ目なく連続で1時間、2時間と使うことは少なく、断続的に使うことが多くなりますが、待ち受け時間が大きく伸びることで、外出してから戻ってくるまで何とかバッテリーがもつ、ということが多くなりそうです。スリープ状態から起動するまでの時間も、より短くなっているとのことですから、ストレスを感じる度合いも減りそうです。
価格も、アンドロイド端末としての利用も可能ということを併せ考慮するとお得感があります。
大きな魅力を感じるのは、simフリーで、ドコモのsimカードも使えることで、例えば、日頃はイーモバイルでつないでおき、イーモバイルではつながらないところではサブでドコモのsimを使うなど、いろいろな使い方を考えることができそうです。
発売が待ち遠しいですね。私は、おそらく買い求めることになると思います。