映画「悪人」

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最近は、映画を観に行く時間もなかなかとれない状態ですが、これは、なんとか時間をひねり出して観てきました。かなり満足できるものがありました。
悪、というものは、善と二元的に考えられがちですが、コインの裏表のように、善が悪に簡単に変わることがあり、また、悪とされるものの中にも様々なバリエーションがあるのではないかと思います。そういった深く、広がりのある世界を、この映画は、よく描き出していると感じました。
正義を実現すると思われていた特捜部の主任検事、元部長、元副部長が次々と逮捕される今こそ、この映画が問う「誰が本当の悪人なのか?」というテーマには、より深み、広がりが感じられるでしょう。