- 作者: 大坪弘道
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2011/12/16
- メディア: 単行本
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発売直後に買って、8割方読み、
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20111219#1324283375
とコメントしたのですが、最後のほうの、著者の生い立ちや思い出話あたりを読んでいなかったので、そこも読んで、通読しておきました。
コメントについて、特に前のエントリーに付け加えることもないのですが、一緒に起訴された元副部長も、勾留後の元特捜部長を取調べていた東京から派遣された検事も、私と同期任官で、特に、後者の検事は、新任検事当時、東京地検公判部の、配属された検事室で、並んだ机に隣り合って座り、1つの単独部を2人で受け持って、4か月間、一緒に仕事をしたことがあり、こういう経験をしたことがない人にはわかにりにくいと思いますが、読みながら、また、読み終えた後も、言葉で表現しにくい感慨を覚えずにはいられませんでした。
この事件に対する私の「見立て」は、以前、
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20111019#1318993000
とコメントした通りなのですが、今月30日に判決があり、注目されます。私の見立てが外れて、元副部長も無罪になれば、私個人にとっては、良かったな、と言ってあげたいことでもあり、複雑な気分のまま30日を迎えることになるでしょう。