http://www.asahi.com/special/ozawa_sikin/TKY201108010600.html
辞職の真相は不明だが、検察内部には「現場に近い立場で小沢氏立件に向けて積極的に捜査を進めたが、検察上層部と対立があり、不満を募らせていたのではないか」との見方がある。
退職の理由を、私のようなしがない弁護士が知る由もありませんが、最高検公判部長というのは、従来、ごく一部の例外を除いて、「あがり」ポストで、認証官(天皇の認証を受ける検事総長、次長検事、検事長)へと進む人が就くことはないですね。63歳が定年の検事が56歳でこのポスト、というのは、打ち止め感が強く、何があったのかは知りませんが、検察を背負って立つような、組織全体を動かして行く人物、とは見られなかったのは事実でしょう。
現検事総長の下で検察改革、特捜部改革が進められようとしている中、抵抗勢力が徐々に居場所を失いつつあるのかもしれません。
とは言え、ツイッターで愚痴ばかりこぼしているような、しがない弁護士とは違い、「元特捜部長」という肩書で、マスコミからも引っ張りだこの、笑いの止まらない、豊かな第二の人生が待っているわけですから、普通のおじさんの退職とはかなり異なります。