野球賭博、仲介役や胴元の捜査継続 全容解明へ警視庁

http://www.asahi.com/national/update/0628/TKY201006270411.html

警視庁は角界から暴力団排除を進めるため、男の特定や背後関係を調べ、胴元の摘発を目指す。
また、力士や親方らの個々の賭博行為については、賭けた金額や常習性を見極めながら、立件の可否を検討していく。

個々の力士等の賭博、というレベルでは、複数の供述により賭博行為は特定できる可能性が高く、良質な供述が得られる限り、立件はそれほど困難なことではないでしょうね。しかし、そのさらに先、賭博開張図利の解明ということになると、暴力団が絡む組織犯罪である可能性が高く、そこまでの供述はなかなか得にくいものであり、あるエイドの事情はわかっても、特定の賭博、というところまで解明して立件できる程度にまで達することには、かなりハードルが高いものがあるでしょう。
日本相撲協会関係者としては、警察の解明がそこまで進めば、存亡の危機にまで追い込まれてしまう可能性が高く、どうか中途半端なところで止まってくれと祈るような思いでいる人もいそうです。