弁護士の7億円脱税容疑、債務返済免れる目的か

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100224-00000240-yom-soci

容疑者は、1978年に名古屋市で設立された不動産会社「志摩」を実質的に経営。不動産取引に乗り出したが、バブル崩壊で業績が悪化し、99年、同社は宅地建物取引業を廃業した。同社はピーク時で銀行などから計約3000億円を借り入れており、銀行などの債権は整理回収機構に引き継がれた。

容疑者は、同社の借り入れの際に連帯保証をしており、多額の債務を抱える結果となった。

バブル経済崩壊後、バブル全盛期に不動産等に手を出していた弁護士が大きな負債を抱え、それが原因で不正行為に手を染める、という不祥事がよくありましたね。私が平成7年から平成8年当時、東京地検特捜部に応援で駆り出された事件も、弁護士によるもので、巨額の負債を抱え、顧客からの預かり金を次々と横領していて、大変なことになっていました。
そういった不祥事も、バブル崩壊から年月が経過し、さすがになくなってきたと思っていましたが、上記の記事にある事件は、バブル崩壊を引きずっていた面があるようで、昔のことが思い出されました。