マンションで遺体切断、星島被告2審も無期

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090910-00000242-yom-soci

山崎学裁判長は、無期懲役とした1審・東京地裁判決を支持し、検察側の控訴を棄却した。

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20090322#1237700584

でもコメントしましたが、本件の悪質性は疑う余地がないものの、死刑か否かということになると、従来の基準に照らせば、やはり死刑にまでは達しないということになるでしょう。そこで、従来の基準から何らかの踏み出すものがあるかということであったわけですが、東京高裁は、その辺は固く見たということでしょうね。山崎裁判長ご自身も、私の印象では、量刑の問題には慎重なタイプで、そこも結論に影響した可能性があります。
この種の事件が裁判員裁判で審理された場合、裁判員が死刑まで踏み込むのか、そうなった場合、現われた「民意」に対し、高裁が本件と同様の判断を示し原判決を破棄できるのか、ということが、今後、注目されて行くことになりそうです。