http://www.asahi.com/national/update/0909/TKY200909090391.html
不正が見つかったのは、出先機関を含む401部署のうち383部署。県土整備部が9億4721万円、農林水産部が7億4053万円。県警本部でも1億4千万円が見つかった。私的流用などが疑われる使途不明金が約1億1100万円あった。
業者側に累積した「プール金」は、02年度以前から引き継がれたものだけで4億1800万円にも上った。
委員会によると、プール金の多くは再生紙やボールペンなどの消耗品、事務机や書棚などの購入に使われていたという。不適当な支出としては、冷蔵庫やコーヒーメーカー、将棋盤、卓球台などを納品したケースもあった。
いまだにこのようなことを、しかも、ここまで大規模にやっていたとは驚きですね。大規模すぎて、やめることもできず、ずるすると続けてしまったのでしょうか。
公務員の世界におけるこの種の不正経理が、徐々に是正されてきた中で、このような大規模な不正は、一種の確信犯とも言える悪質なもので、単に金を返して終わり、というわけには行かないでしょう。千葉県警でも不正が行われていた以上、刑事面で正せるのは千葉地検しかないということになります。
千葉は、市長が収賄で逮捕、起訴され、市議会議長は恐喝未遂で逮捕され、県ではこのような大規模な不正経理と、公務員犯罪のデパート状態になりつつあり、憂慮されるものがあります。