旧日本亭 九州の“花街の象徴”取り壊しへ 熊本

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090830-00000003-maip-soci

旧日本亭は、米相場で財を成した地元の相場師が1896(明治29)年に建てた。1階は宴会場や遊女が客を迎える部屋。2階は4〜10畳の個室が長屋のように並び、花やあでやかなしま模様を凹凸で表現した明治時代の型板ガラスなども現存する。戦後の遊郭廃業後は、アパートなどとして利用されていた。
昨年8月、老朽化が激しい旧日本亭を保存しようと有志が集まり、地元財界などに協力を呼び掛けたが、不況で十分な資金を集めるめどが立たなかった。また、明治期の建物を移築・保存する「博物館明治村」(愛知県犬山市)にも声を掛けたが「遊郭の性格上、小中学生の見学者に説明がしにくい」と断られたという。

小中学生には説明がしにくくても、使われていた建物は貴重、というものもあるはずで、明治村の対応は残念ですね。
こういった歴史的建造物については、国が施設を設け、そこに集めて保存すべきではないかと思います。イメージとしては、やはり明治村のようなスタイルでしょう。全国に何か所かそういった施設を設け、その周辺の歴史的建造物を移設できるようにしておけば、保存が円滑に進むでしょう。新政権では、是非、そういったところにも光を当ててほしいものです。