旧三井邸解体始まる 『重文級』反対の声も

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20060810/mng_____sya_____009.shtml

調査を実施した同区文化財調査員の伊郷吉信さんは「建築史上からも貴重で重要文化財クラスと言ってもいい。残念だ」。また各地で建築物の保存に取り組む学会メンバーの慶応大講師(都市史)川西崇行さんは「十分な調査さえなされていない段階で取り壊すのは、出版社という文化的企業のやることだろうか。再考を求めたい」としている。

こういった歴史的に貴重な建物は、明治村にでも移築して保存してほしいものです。

http://www.meijimura.com/

明治村には、2回ほど行ったことがありますが、貴重な歴史的建造物がいろいろとあって、興味深く見て回った記憶があります。
私の、以前の事務所は、隅田川にかかる新大橋の近くにありましたが、現在の新大橋の、前の橋が明治村に保存されていました。

http://www.meijimura.com/visit/s55.asp

竣工後間もなく、橋を渡って市電が開通し、橋の役目は一層高まるが、大正12年関東大震災の折には、他の鉄橋が落ちる中で、この新大橋だけが残り、避難の道として多数の人命を救った。

上記のような出来事の後も、東京大空襲の際には、多数の避難民がこの橋を渡って逃げ、助かり、「人助けの橋」と呼ばれた、と紹介されていて、感銘を受けたことを覚えています。