8弁護士が過大申告 国選弁護報酬、接見回数を水増し

http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090806/trl0908061233006-n1.htm

法テラスは「故意か過失かは今後審査委員会で判断するが、弁護士が必ずしも正しい申告をしているとはいえない面があり、再発防止に努めたい」と話した。過大申告した弁護士らには過払い分の返還を求めるとともに、今後随時、同種調査を行う部署を設置。接見回数の確認資料として全国の留置施設に報酬請求時に添付する「日本司法支援センター提出用接見資料」を置くなどの防止策をはじめた。

不正が許されないのは言うまでもありませんが、接見回数により報酬が変わるという制度も、再考の余地があるのではないかと思いますね。接見に行っても、雑談をするだけで終わっているかもしれず、きちんと準備をして少ない回数であっても充実した接見をするよりも、だらだらと接見回数を重ねているほうが報酬が多いというのもおかしな話です。
法テラスがやっていることがすべて正しくて、悪いのは弁護士だけ、という偏頗な見方ではなく、そもそも、法テラスが行っている報酬決定方法自体に問題はないのかという視点も不可欠でしょう。