板橋資産家殺人:夫殺害後も室内に 単独犯の見方強まる

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090528k0000m040148000c.html

千枝子さんは玄関近くの居間で、瀬田さんは居間の奥の廊下でそれぞれ倒れていた。捜査関係者によると、瀬田さんは普段着姿だったが、千枝子さんはパチンコ店で目撃されたのと似た服装だったという。2人が同時に襲われた場合、1人が逃げようとして背中を刺される可能性があるが、夫妻の背中に傷はなかった。
こうした状況から捜査本部は、犯人は自宅にいた瀬田さんを殺害し、室内にとどまっていたところに、千枝子さんが帰宅。刃物などで襲ったとみている。

金が目的であれば、殺害前に、脅して金品の所在を言わせ、奪うものを手際よく奪うということを、まず考えるのではないかという気がします。屋内にとどまり、夫だけでなく妻まで殺害したところに、金目当てだけにとどまらない、強い殺意といったものを感じます。
また、いろいろな報道によると、被害者はかなり用心深い人であったようであり、それにもかかわらず易々と屋内に侵入しているところに、見知らぬ第三者ではなく何らかの顔見知りによる犯行ではないかという見方もあり得るでしょう。
有罪になれば死刑判決が宣告される可能性が高い凶悪事件であり、裁判員制度対象事件ということもあって、今後の捜査の行方が注目されます。