ベストセラー盗用疑惑、TDL逸話集「最後のパレード」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090419-00000854-yom-soci

東京ディズニーランドでの客とスタッフのエピソードを集めた本としてベストセラーになっている「最後のパレード ディズニーランドで本当にあった心温まる話」(サンクチュアリ・パブリッシング発行、中村克著)に、読売新聞に掲載された「小さな親切はがきキャンペーン」の入賞作品がほぼそのまま収録されていることがわかった。
ほかにも、掲載されている複数のエピソードが、過去にインターネットの掲示板「2ちゃんねる」に投稿された文章と酷似していることも明らかになった。

新聞広告で知り、買って、いくつかのエピソードを読んでみましたが、心温まるものを感じる一方で、「出来すぎた」供述調書を読んだ時に感じるような、心の中に起きる灰色の疑念といったものは、確かに感じた記憶があります。エピソードそのものには著作権は成立しないとしても、他者の著作物を丸写しにするような本の作り方が許されるはずもなく、まずは、出版社が事実関係を究明し、問題があれば、絶版、回収(20万部以上売れているとのことで回収は事実上困難かもしれませんが)を含め検討すべきでしょう。