映画「アバウト・シュミット」

http://info.movies.yahoo.co.jp/detail?ty=mv&id=240845

日本での公開は2003年でしたが、公開当時、興味を感じて観たいと思っていたものの観ないままになっていたので、DVDで借りて観ました。
ジャック・ニコルソンが演じる、定年を迎えた男の悲哀が、重たさを感じさせず、コミカルな要素もうまく加味して描かれていて、良くできた作品という印象を受けました。
私の場合、弁護士なので定年はありませんが、年をとれば年相応に衰え、次第に人々からも社会からも見放され、経済的にも先細りして孤独感を深める、ということになるのは確実で、定年がないだけに、どこで潔く身を引くかということを自分自身で考える必要があるでしょう。そういった観点からも、この作品には興味深いものがあったように思います。
ネタバレになるので中身は言いませんが、私もささやかながら寄付をしているフォスター・プラン

http://www.plan-japan.org/home/

が、映画の中でうまく使われていたのも印象的でした。