マヤ文明の興亡

マヤ文明の興亡

マヤ文明の興亡

先週金曜日、六本木ヒルズ森タワー49階にあるアカデミーヒルズの利用終了に伴い、ロッカー内の荷物引き揚げや諸手続きのため、最後に訪れた際、以前にもらった書籍購入チケット(1000円分)が残っていたため、何か良い本がないかと探していたところ、これを見つけ、購入しました。アカデミーヒルズで入手した最後の本ということになります。
ちょっと読んでみたところ、マヤ文明に関する古典的名著とのことで、その後の新たな研究で否定されている点もあるようですが、マヤ文明を鳥瞰する上ではなかなかの良書のようです。大著なので、当面、特に興味あるところを拾い読みすることになると思います。
「生贄」に関するところを少し読んでみましたが、現代の感覚に照らすと残虐そのもので、耐えがたいものがあるものの、「残虐」ということに関する感覚が、その時代により異なる、ということが改めて感じられました。今の日本では、死刑制度そのものが残虐とまでは考えられていませんが(そういう考え方もありますが)、数百年後には、日本でも、かつては死刑という残虐な制度が国民の過半数の支持を受けていた、とされることになるのかもしれません。