アイピーモバイル売却、価格は1億円弱 通信網など課題

http://www.asahi.com/business/update/0714/TKY200707130488.html

「TD―CDMA」と呼ばれる方式で、下り(受信)最大毎秒30メガビットと、既存の高速データ通信の8倍以上の最大速度が出る点が売り物で、大容量の動画配信などに対応できるという。
しかし、同方式は世界的にみてもニューヨーク市の警察の無線通信など実用化された例は非常に少なく、通信網整備や端末調達も容易ではない。
アイピーモバイルが設置した基地局数は、参入に向けて予定していた500カ所に対し、4月時点でわずか7カ所。関東圏で事業展開するのに必要とされる600億円の資金の調達計画も明らかではない。

確かに、魅力的なサービスではありますが、それほど負担感のない料金で実用化されれば、ということで、サービス開始までの道のりはかなり遠い、という印象を受けます。
先行したイーモバイルが、着々と利用可能エリアを拡大していて、その点でも、今後の展開にはなかなか厳しいものがあるでしょう。
今後の最大の焦点は、上記のような600億円の資金調達をいかにして達成するか、ということではないかと思います。